Report #3

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■半だし郎 責任編集!不定期発行☆-------BackStageReport!#3-----

初企画!古賀ヤスロー インタビューっていうか超ロング対談でごめん。


#4■作品「トランク」について(1)〜作品のきっかけ

はん:今度の作品「トランク」についてなんですけど。今までつくってきた自分の作品の今の時点での最終形みたいになるのかな?
ヤ:これはもともとの題名は「トランク ベーシック編」って書こうと思っててたんです。
はん:なんだそれ?(笑)それはいただけんなあ。(笑)
ヤ:(笑)基本形があって、そっからまたずっと作っていこうかなって。
はん:もう1回自分の中の基本を見つめ直したい、と。
ヤ:野外とか。

はん:野外でもやるつもりだった?野外用なんだ、これ。
ヤ:一番最初はですね。だったんですけど、やっぱり、言葉を言いたいんですね。
はん:最初は身振りだけにするとか言ってたしね。

ヤ:どうしてもやっぱり。彫刻もそうなんですけど、抽象になってしまうと、いいって思うんですけど‥。いい感じだな、とかは受けるんですけど、ピンと伝わってこないんですね。たとえば、すごい綺麗なフォルムをした彫刻があって、美しくって、で多分それを見てたら心が癒されるんだろうなって感じることはあるんですけど。なんかそれだけで終わってしまうのが‥

はん:そこから先が必要なんだ、と。
ヤ:だから具象と抽象の間を‥。具象はあまりにも目に見えすぎちゃってて。今、「その間」をずっと考えてますね。

はん:「その間」が一番面白い?
ヤ:「間(あいだ)」に、あるんじゃないかなと。
はん:何が?
ヤ:未来が。多分。今、仏像とかも‥離婚の当初は仏像やるぞ!と思ってたんですよ。(彫刻で)でも何か疑問が色々わいてきてですね‥‥。仏像ってどっちかっていうと具象なんですけど、具象の中に抽象的な思想が入ってる。
はん:仏像を作りたいって思ったところも、実は同じところだっていう、そういうこと?「その間」っていうか、両方ちゃんと持ってるところが、すごくいい、と。今それを感じてるわけですね。

ヤ:そういうことですね。

はん:さっきのね、抽象と具象の間に何か未来があるっていうか、そこにこそ何か大切なものがあるんじゃないかっていうところは僕もすごく共感するところなんですけど、普段の生活でも、芝居とかでもそうなんですけど、自分を表現(実現)するっていうことと、相手を受け入れるっていうことがバラバラに存在してしまっていて1つのことにならないじゃないですか、なかなか。
ヤ:そうですね。
はん:自分に捕らわれすぎてたりとか。人がやってるとすごくわかるのに、なかなか自分では難しい。自分の感情に振り回されてしまったりとか、人を受けとめたり、働きかけたりすることが「自分を表現できていない」ことだと思ってしまったり。

ヤ:ちょっとそういうのがあるとできないですね。

はん:そのへんは今度の作品と深く関係があるように思うんですが、芝居としてやるにあたっては?ひとり芝居ということなんだけど。

ヤ:(笑)離婚したんで。まずはこれからひとりで生きていかなきゃっていうか、生きていけるようにならなければと思って、ひとりでやろうと。

はん:この作品をやろうと思い立ってから今までのプロセスがあるでしょう?何か変わってきました?自分の中で。

ヤ:いや、そんなに変わらない(笑)ですけど、ただ表現っていうか言いたいことが少し変わってきました。前はどっちかっていうとなぎ倒すみたいな感じだったんですけど今はそういう部分もありながら、作品に愛が欲しいなと。

はん:例えばなんですけど、わかりやすい例で言うと、すごく好きな人との関係で、自分を表現するのに苦しんだりすることってよくあるじゃないですか?自然でいられる場合もあるけど、ハプニングが起こったり、困難な局面が自分にあったり、そのときに自分を素直に出せないで、いいかっこしてみたりとまでは言わなくても、「こうあるべき自分」に固執してしまうことってすごくありますよね。それは単に相手との二人の関係なんだけど、同じ様に自分と社会の関係の中でも、自分の無理し具合っていうか、頑張ってる自分が本当の自分なのか、でもダメな自分が本当の自分なのか、みたいなどっちも捨てれないっていうのか。両面性みたいなこと。

ヤ:今回、両面性はめちゃくちゃありますね

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●#1■「役者ヤスロー」の出来るまで
●#2■役者として芝居することの面白さ
●#3■ヤスロー作品の秘密
●#4■作品「トランク」について(1)〜作品のきっかけ
●#5■作品「トランク」について(2)〜テーマとその周辺について
●#6■作品「トランク」について(3)〜お客さんと
 B a c k s t a g e R e p o r t
│Last modified 05/06/20│もどる