#6■作品「トランク」について(3)〜お客さんと
はん:さっき使おうと思ってる曲とか流れてて聞かせてもらったけど非常に邪魔じゃないっていうか、邪魔なところがないっていうか、どちらかと言えば自分を見るテンションにすごく入りやすいっていうか
ヤ:そうなんです(笑)
はん:そういう感じの選曲だったよね。そこらへんはお客さんもみんな素直にそこらへんの空気を感じるんじゃないかと思って。わりとスッと入っていける感じなんじゃないかな。
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ヤ:なるべく余計な部分を、余計な演技はあるとおもうんですよ、でも余計な世界は省こうと思って。やっちゃうかも知れないんですけど(笑)その世界から外れてなきゃ、みたいなのはあります。
はん:それも含めて。余計な演技も俺だと。(笑)
ヤ:今回、すごくお客さんとコミュニケーション取りたいんですよ。例えば、役者の人とかは舞台でそうするんですけど、野外でしたせいかもしれないんですけど、この辺までくるけど、触ったりしてくれないじゃないですか。触りたいなあと。今回、みんな大好きみたいな
感じなんですよ。ギュッってしたいなあと。意図的にっていうか、意図しないと出来ないんで。やるかどうかわからないですけど(笑)
はん:作られた物語の虚構の中では、その人の見てる世界じゃないですか。そういう空間でしょ。でも実際は生身の自分としてはすごくお客さんとコミュニケーション取りたい自分がいるっていうのは非常に面白い。
ヤ:コミュニケーション取りたいし伝えたいっていうのはあるんですよね。強引かも知れないですけどね。
はん:これ終わったあと、どうなるんでしょうね
ヤ:1回ゼロに戻るんでしょうね。
はん:じゃ、ここから人とまたどう関わっていくのかが楽しみですね。
ヤ:そんなこと言って、ダメじゃんとか言われないように(笑)
はん:自分のそういう時間って、作ろうと思ってもなかなか難しいですよね。何かきっかけがないとね。
ヤ:今しか出来ない。
はん:そういう時期に得たものってすごく残るよね。お客さんもきっとそうだと思います。
ヤ:そうだといいですけど。
はん:人が自分に対して取ってくれている、そういう時の態度って、それが誠実であればあるほど、すごく影響を受ける時ってありますよね。僕は一つの芝居の体験というか共有する時間っていうのが、今回のヤスロー君のは特に楽しみだというか気をてらったり、片意地はったりとかじゃなくて、お互い素直に自分のことについてまったりできる時間という気がします。
はん:今回の作品の位置があって、今後芝居で色んな実現したい世界ってあったりするでしょ?
ヤ:わーっと行きますよ。(笑)わーっと行く部分とすごく、こう「海はきれいだ〜、きれいだなあ」(歌いだす)みたいな部分と。
はん:その辺の両面がないと、やっぱり深みがなくてわーっ行ってても全然面白くないしね。
ヤ:そうなんですよね。今の1つ前の段階の脚本で練習のとき、言ってる本人は自分の言いたいこと伝えよう伝えようとしてるんですけど、これはちょっと、伝わらないなあと、思って。直接的に言ってるんですけど、多分共感できないんじゃないかと。もっとどうにかしていかないと、思ったんですよ。いいのはいいかも知れないけどお客さんが好きにならないと。もっと隙間がいると。
はん:さっき話した、「抽象と具象の間」の話に近いですね。‥考えた?
ヤ:うん。いやアドバイスを受けたんですよ(笑)あ、それだ!って
はん:じゃあ、その辺の工夫は当日楽しみですね。最後に何か観にきてくれるお客さんに何かありますか?
ヤ:芝居でやっちゃうんで、今言えって言われても言葉にならないですけど、多分アマチュアだからできるのかなって思います。プロの世界だと、こういうことは実現できにくいと思います。だってすごく個人的なことじゃないですか。
はん:非常に贅沢なことだと。お客さんにとっても多分、身近なっていうか、そういう部分に触れるんじゃないかと僕は期待してますけど。
ヤ:こういうこと出来るのがすごく贅沢だなあと。嬉しいなあと思います。
はん:どうも今日はありがとうございました。
(6月5日フロンティアにて収録 写真/デュッカ.K)
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